【旅館で働くぼくが教える】旅館に就職は大変?やりがい? ~旅館の仕事解説~
インターンシップ ホテル・旅館の仕事 宿泊・旅行 就活・転職
これまで主にホテル・旅館についての記事を書いてきましたが、
今回からは【就活(就職)】についての記事も少しずつ書いていきたいます。
まずは、ホテル・旅館の就職に関することで、
ぼく自身は地方の旅館スタイルの宿に約8年務めていますので、
その経験から旅館の仕事を解説していきます。
「旅館に就職したら大変じゃないかな?」
「旅館の仕事はきついって聞くけど、実際はどうなんだろう?」
「24時間営業しているホテル・旅館はどんな勤務時間?」
これからホテル・旅館に就職を考えている方はこんな疑問を持っていないでしょうか。
そんな疑問にお答えしてきます。
旅館の仕事の解説ですので、ホテルに関しては多少違いがあります。
ホテル・旅館で迷っている方は読んでいただき、
ホテルにしぼっている方は別のブログ記事を参考にしてください。
旅館の仕事解説
各旅館、また規模や地域よっても異なりますが、
ぼく自身の経験と知り合いの話をもとに紹介していきます。
専門的に行うところもあれば、マルチに業務を行うところもあります。
またお客様のお出迎えからお見送りまでを担当制でするところなど旅館によって様々です。
お客様の流れの一例
15時 チェックイン → 15~18時 入浴など → 18~22時 夕食
→ 翌日7時~9時 朝食 → 11時 チェックアウト
部門(部署)の紹介
- フロント
ホテルの顔として、お出迎え・お見送り、チェックイン・チェックアウト、
会計など様々な接客を総合的に行う。
◆活動時間の例:7~12時、14時~21時
主にチェックアウトとチェックイン後の時間。
- レストランサービス
会場準備、料理・飲料の配膳など料飲部門を行う。
基本的に料理提供時がお客様と接する時間が一番長いされる。
◆活動時間の例:6~11時、17時~22時
主に朝食と夕食の時間。
- 調理
食材仕入れ、旅館の魅力のひとつの料理を担当する。
◆活動時間の例:6~12時、16時~21時
主に朝食前と夕食前の時間。
- 予約
電話対応、予約管理などお客様が旅館に来る前までの最初の対応を行う。
◆活動時間の例:9時~21時
日中の電話対応。
- 営業
プラン作成や営業など販売促進を全般に行う。
◆活動時間の例:9時~21時
日中の営業。
- 清掃
客室清掃や館内清掃を行う。
◆活動時間の例:11時~14時
主にお客様がいない時間。
- その他
布団敷き係 / 洗浄係 / 施設管理 / ドライバー など
※活動時間は目安で、その時間帯を中心に勤務することが多い。
一部の部門によっては「中抜け」と呼ばれる長い休憩時間がある。
旅館に就職は大変だけど慣れます
上記で紹介したように旅館では、
中抜けなど拘束時間が長かったり、シフトで不規則な生活働くことは、大変です。
また世間一般の方が休みの時は忙しく、家族や友達との予定を合わせるのが難しいです。
旅館によっては、マルチタスクで中抜けが短くしているところもある。
厚生労働省のサイトなどのデータで数字を見てみると、
宿泊業界の離職率は約30%、新卒採用で3年以内の離職率は50%を超えており、
数字で見ても大変さがわかります。
ただし、同じ業界内への転職は他の業界と比べてもかなり高く、
ぼくの周りでも違うホテルから来た、違うホテルに行ったという方が多いです。
主な理由は、キャリアアップが理由のようです。
ぼく自身は、旅館に新卒採用で約8年間働いておりますが、
正直旅館の仕事や生活リズムに慣れます。
週末やお盆、年末年始など繁忙日は休めませんが、
逆に休日はどこ行くにしても比較的空いているのはいい面ですね。
ただし、部門が変わったりすること勤務体系が大きく変わることもあります。
どの業界も楽なところはないですし、良くも悪くも同じように慣れます。
やりがい(魅力)
旅館で働くやりがい(魅力)をひと言で伝えるならば、
お客様の大切な時間に寄り添うことができること。
旅行に来る目的はいろいろですが、誕生日や記念日、
また家族旅行や友達との旅行など、お客様にとって特別な日に来てもらうことが多いです。
思い出の場所や場面に、旅館がなることが多い旅館で、
そのお手伝いができることは魅力のひとつであり、やりがいでもあります。
感動が集まりやすい場所ですね。
最後に
主な業務は変わらないですが、働き方(専門職、マルチタスク)や
休日・福利厚生は旅館によってかなり違いがあります。
旅館に就職を考えている方は、就職したい旅館が決まっていたとしても、
他の旅館と比べることを強くおすすめします。
また違った角度からホテル・旅館で働くことについて書いてきます。