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ホテル・旅館の【赤ちゃん・子どもの宿泊料金】ってどうなっている?【元ホテルマンが解説】

ホテル・旅館の疑問 宿泊・旅行

子どもを連れて家族で旅行しよう!
そんなときに気になるのが、【子ども料金】について。

今回は、赤ちゃんから大人までの「宿泊料金」について徹底解説します。
旅行をする前にしっかりと確認して、宿泊予約しましょう!



読者の疑問

  • 赤ちゃん・子どもの宿泊料金ってどうなっているの?
  • 何歳から大人料金?中学生は子ども料金?
  • 子どもの年齢をごまかすとどうなる?

 

目次

 

ぼくは、旅館スタイルのホテルで約8年間働いていました。
その他、貸別荘・民宿・キャンプ場などの仕事も経験しました。

長く予約業務をやっていたので、【子ども料金】についてのよくある質問を
振り返りながら解説していきます。

 

ホテル・旅館の子どもの宿泊料金を解説

最初に確認したいのは…
「ホテルに宿泊」なのか、「旅館に宿泊」なのか、です。

「ホテル」宿泊の場合、宿泊料金はルームチャージ(お部屋代)が基本です。
なので、客室の定員人数を超えていいない限りは、何名でも宿泊してOK。
注意点としては、食事付きプランで子どもが何歳から料金がかかるか
を確認しておきましょう。

「旅館」や「民宿」など1泊2食付きプランが基本の宿の場合、
宿泊料金は1名当たり料金となります。

そのため、子どもも料金が発生します。

小学生が大人料金の70%、幼児が大人料金の50%が一般的です。
食事や布団なしの幼児、いわゆる「添寝(そいね)」と呼ばれる
子ども(赤ちゃんなど)は、無料または施設利用料を
数千円程度が必要な宿もあります。
※無料の場合は、アメニティや浴衣の準備がない宿もあります。

料理について、少しふれておきます。
小学生が大人料金の70% → 大人に準じた料理
幼児が大人料金の50%  → 子ども用料理

子ども料理は、お子様プレートをイメージしてもらうとわかりやすいです。

年齢区分の一例
じゃらんnet
赤ちゃん/未就学児/小学校低学年/小学校高学年など年齢区分

■楽天トラベル
小学校高学年/小学校低学年/幼児(食事・布団付) /
幼児(食事のみ)/幼児(布団のみ)/幼児(食事・布団不要)

■JTB
A:大人に準じた食事(数品少ない程度)および寝具の提供
B:こども用食事(お子様ランチ程度)および寝具の提供
C:寝具のみの提供(食事の提供はなし)
D:食事、寝具とも提供なし



中学生から大人料金になる!

続いてのよくある質問、何歳から大人料金なのか。
結論、宿泊業界は中学生から大人料金の扱いになります
もちろん、料理も大人と同じです。

ただ中学生とはいえ、つい最近まで小学生だったので
大人と同じ会席料理はちょっと食べられないかも…
と思う方もいます。

ぼくが働いていた宿でも、そのような声がありました。
そのような場合は、本来小学生用に提供する大人に準じた会席料理や
お子様プレートのような内容に変更を提案していました。

ただし、料金はそのままでしたが。
宿によっては、料金が変わらない分、少し料理内容を良くしてくれたり、
ドリンクをサービスしてくれたりします。

ぼくの宿では、料理長のはからいで、
子どもが喜んでもらえる料理を追加していました。

もし、中学生だけど好き嫌いあるから子ども向けの料理がよい場合は、
宿に相談してみましょう!

 

子どもの年齢をごまかす人がいる事実

たまにあるのですが、子どもの年齢をごまかして宿泊予約する方
でも、本当の子ども料金を伝えた方がいいです!

なぜならば、バレた場合にその場で追加料金を請求されることがあるから。
そして何より、年齢をごまかしていても
宿のスタッフの方にバレていることが多いです。

ぼくが働いていたときにも、予約の際に年齢を確認して、子ども料金を案内したのに、
あとでまた電話がかかってきて、子ども年齢を間違えていたと料金がかからない年齢に
変更するお客さまがたまにいました。

結局、チェックインしたときに、
子どもや周りの大人の方から本当の年齢が発覚して、料金を払う始末。
実際に詐欺に当たりますしね。

何より子どもが辛いですよね。何で年齢違うのって。

もちろん、年齢がバレない場合もありますが、
元ホテルマンとしては、本当の年齢を伝えることを強くオススメします。

 

まとめ

以上、ホテル・旅館の子ども料金について解説してきました。

繰り返しになりますが、
ホテルの場合は、宿泊料金がルームチャージのため定員人数までOK。
旅館や民宿の場合は、1泊2食付きが基本なので子ども料金が発生します。

ちなみに、宿泊プランによっては「子どもが無料という特典付き」とかもあります。
子どもが多い場合は、旅行代金が大きく変わってきますので、チェックしましょう。

最後に重要なこと。

今回紹介した【子ども料金】は、一般的な例です。
宿によって、また宿泊プランによって、【子ども料金】の設定やルールが異なります。

旅行の際には、必ず宿の【子ども料金】を確認しましょう!