【ホテルマンが教える】ホテル・旅館で【空室がない】（満室）ときに試してほしい対処方法
「あのホテルに行きたいけど満室で空室がない」
「人気の温泉旅館に行きたいけど空室がなく予約できない」
そんな空室がないときにあきらめずに、試してほしい対処方法を紹介いたします。
ぼくはホテル業界で働いているので、その経験からお伝えします。
どうしても泊まりたいホテル・旅館がある方はぜひご参考にしてください。
いろんな予約サイトのチェックする
まず試してほしいことは、いろんな予約サイトをチェックすることです。
ホテル・旅館によっては、予約サイトで販売している部屋や部屋数、
プランが違う場合があります。
例えば、楽天トラベルで販売しているのに、
じゃらんnetでは販売していないといった状況です。
これには主に2つ理由があります。
１つ目の理由は、予約サイト毎にお部屋の在庫を調整している。
通常はホテル・旅館でサイトコントローラー
（サイトコントローラーとは、複数の予約サイトを一元管理できるシステムのこと）
を導入してお部屋の在庫調整しているのですが、
導入していないホテル・旅館では各予約サイトの管理画面で
それぞれ調整しないといけません。
その為、ホテル・旅館では2室あった場合、
楽天トラベルで1室とじゃらんnetで1室のように販売しています。
２つ目の理由は、そのホテル・旅館で集客において注力している予約サイトで、
部屋を販売するように調整している。
口コミ評価UP、アワードを狙う、掲載順位を上げるなど
ホテル・旅館によって理由はいろいろあります。
また「〇〇サイト限定プラン」など販売されていることもありますので、
いろんな予約サイトをチェックすることをおすすめします。
公式ホームページをチェックする
さて、いろんな予約サイトをチェックしても空室がない場合、
公式ホームページもチェックしてみましょう。
公式ホームページだけ販売している時があります。
先ほど同様の理由プラス、公式ホームページからの予約は
手数料がかからないという大きな理由があります。
この日は満室になりそうと判断した場合は、公式ホームページのみの販売として、
利益率UPをホテル・旅館は目指しています。
少し前までいろんな予約サイトで販売していたのに、
空室がなくなったときは諦めずに公式ホームページをチェックしてみましょう。
宿に直接電話する
それでも空室がないときの最終的手段は、宿に直接電話することです。
実は、お部屋自体に空きがあるけど、
ホテル・旅館が自ら販売できないお部屋があります。
主な理由としては、ホテル・旅館が旅行会社に対して、
契約期間に一定数の客室を提供しているからです。
具体的に、JTBやKNT（近畿日本ツーリスト）、NTA（日本旅行）などに
提供しているお部屋の在庫のことです。
ということは、JTBの店頭に行けば予約できるということでもあります。
しかし、近くにお店がない方もいますよね。
そんなときホテル・旅館は、その旅行会社に提供しているお部屋を
引き下げること（返室）によって、ホテル・旅館が自ら販売できるお部屋になります。
この返室作業には数日時間がかかる場合もあるので、早めに問い合わせみましょう。
最後に
なるべく早めに予約することが一番ですが、
どうしても行きたいホテル・旅館があるときは、
満室で空室ないときでもあきらめずに試してみてください。
また、ホテル・旅館によってはキャンセル待ちができるところもあります。
キャンセル料金がかかる少し前にお部屋に空室が出る場合がありますので、
宿に電話してみることもぜひやってみてください。